リスク·失敗例について

失敗例

インプラント治療において失敗というのは、術後にインプラントが取れてしまった状態のことを言います。ここでは一般的な失敗例をご紹介します。

@術後、インプラントが機能するまでの間の場合

Q1.インプラント手術後、2、3週間程度で抜けてしまいました

A1.この場合は、初期における細菌の感染が原因となります。骨が極度に柔らかい方、成人病を持っている方、重喫煙者の方に多く見られる症状です。少し期間を空け、再度植立することで解決します。

Q2.インプラント植立後、人工歯を被せた後に抜けてしまいました

A1.これは、インプラント手術をする際に、骨を増やす手術をした場合に起こりやすいとされています。人工的に増やした骨がある程度安定するのを待ち、再度治療を開始することで解決されます。

Q3.インプラント植立後、時間が経っても痛みが引きません

A3.これは、インプラントの尖端が顎の神経に触れてしまう際に炎症を起こしてしまっている可能性があります。この痛みは一時的なものなので、痛み止めを服用していただき、痛みが引くのを待つことになります。

Q4.口唇にしびれを感じる

A4.これは手術の際に、顎の神経を傷つけてしまったことが原因だと考えられます。基本的には太い神経を完全に切断していなければ回復しますので、鎮静剤等を服用し、様子を見ます。それでも回復が見られないようであれば、一時的に取り外して様子を見ます。

Q5.鼻血や鼻水がでます。

A5.サイナスリフトやソケットリフト治療後、鼻の辺りにある空洞に炎症が起きると出る症状です。わりと多く見られる症状で、薬を飲んで治します。

Aインプラント治療完了後に抜けてしまう場合

Q6.ある程度期間(2、3年)が経過してから抜けてしまった

A6.これは、歯軋りをする方など、毎日強い力がかかってしまい、インプラントにかかる負荷が大きすぎる場合に起きます。再度、より長くて太いインプラントを入れる必要があります。

Q7.歯周病で抜けてしまいました

A7.これは、インプラント部分のメンテナンス不足が原因であると言えます。メンテナンスのリコールに応じていただけない等、歯周病を放置してしまう形になると、汚れがたまり骨が溶けてしまうことがあります。この場合、薬剤等を使用し汚れを落とす必要があります。

B被せ物である人工歯が取れてしまう場合

Q8.人工歯が欠けてしまいました

A8.噛む力など、強い圧力に耐えられずに、セラミック部分が割れてしまうことがあります。わりと頻繁に起こりうる症状です。再度取り付けて修正していきます。

Q9.人工歯が取れてしまいました。

A9.こちらもよくある例で、固定するためのネジが緩かったり、セメントが弱いと取れてしまうことがあります。ネジを締め付けるか、セメントを強力にして対処します。

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インプラント治療のリスク

院内写真7

インプラントの手術をお勧めするにあたって、良いところばかりではなく、リスクもご説明しなくてはなりません。インプラント治療の良い面と悪い面の両側の知識を得た上でご決断することをお奨め致します。

患者さんの環境によるリスク

まず最初に挙げられるのが、患者さんの骨の質や量の問題です。日本人はもともと顎の骨が薄く、インプラント向きではありません。骨の量が少なかったり、骨の質が柔らかかったり硬すぎたりすると、インプラントの失敗の原因になってしまいます。そのため、GBR等の手術で骨を強化する必要がでてきます。
他には、ブラッシングが上手くできていないことにより、細菌が増えて炎症を起こしインプラントが抜けてしまうことがあります。正しい知識をもって丁寧にケアをしなくてはなりません。また、重喫煙者やアルコール依存症の方、糖尿病をお持ちの患者様は失敗してしまう確率が高いと言われています。

治療側の環境によるリスク

これは医療ミスによるものが挙げられます。手術前の検査や診断でのミスにより、顎の神経を損傷してしまい、痛みや腫れ、痺れを感じる場合もあります。また、インプラントの植立の方向がずれていると、抜かなければならない状態になってしまうことがあります。残念なことに、こういった失敗が絶対に無いとは言い切れませんが、それを補って余りあるメリットと魅力がインプラントにはあると思います。
万が一術後に取れてしまった場合でも、3ヶ月ほどの時間で骨は回復し、再度取り付けることが可能になりますので、インプラントの失敗についてはあまり深刻に考えなくても大丈夫だと思われます。

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成功率

偶発症の防止に対して細心の注意をはらって手術しています。

インプラント治療の成功率(10年以上インプラントが機能している状態)は、一般的に95%以上だと言われています。しかし、治療には手術が必要とされることもあり、偶発症の存在はゼロではありません。インプラント治療時には、下歯槽神経損傷による口唇の感覚麻痺、インプラント周囲組織の感染、インプラント体自体に対する金属アレルギーなどが報告されています。とても残念なことですが、これらの障害は極めて少数ながら発現が起こりうるものと考えます。
そのため当院では、実際にインプラント治療を行うために、模型による顎堤の形態の把握や、X線CT検査による解剖学的形態の精密検査を行い、偶発症の防止に対して細心の注意をはらっています。

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